活動レポート

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総合防災訓練(千葉県船橋市)

2016年8月28日(日曜日)

※この活動は代表 切替の「千葉県動物愛護管理推進協議会委員」としての活動で、アニマル&セラピー・グレースでの活動ではありませんが、情報共有としてここに記します。

いっせい行動訓練(シェイクアウト訓練)

2016年8月28日、東京湾北部を震源とする震度6強の地震を想定した総合防災訓練「いっせい行動訓練(シェイクアウト訓練)」が実施されました。
今回の課題の1つとして「ペットとの同行避難訓練」が掲げられ、千葉県動物愛護管理推進協議会委員であるアニマル&セラピー代表 切替が講師として参加いたしました。

ペット同行避難について

同行避難はペットと一緒に避難所まで行くことで、行った先ではペットだけ決められた場所に置くことになります。
同伴避難では、ヒトと一緒に建物の中まで入れます。

行政で推奨しているのは同行避難。残念ながら同伴避難まではまだ遠い道のりです。
犬を飼っているみなさんが、しつけられた犬は安全だと日頃から理解していただけるように気を付けて暮らすことが、社会的認知度をあげるパワーとなります。

飼い主が普段からすべきこと

1. 避難場所・避難経路の確認
2. 防災用品の備蓄 最低3日~5日分
フード、水、常備薬、食器、トイレ用品(ペットシーツ・猫砂etc)、首輪・リード
健康記録(既往症・ワクチン接種歴・かかりつけ病院記載)
飼い主と映っている写真(携帯にも保存)
ケージやキャリーバッグ、それを覆う布・その他ビニール袋やおもちゃ、ガムテープ、タオル、ブラシ、歯ブラシ、爪切り、猫は洗濯ネットetc記名する
3. しつけ(安全で速やかに避難できるように、周囲に迷惑をかけないように)
呼び戻し・お座り・待て
ケージに慣らす、排泄コントロール、無駄吠えしない、物事に動じない、人馴れ・犬慣れ、人混み・他人や大勢の視線にも慣らしておく
4. キャリーバッグで移動できるように
5. 健康管理《慣れない環境のストレス⇒感染症蔓延⇒》防ぐために健康管理が大切
清潔にする、狂犬病やワクチンの予防接種、体内外の寄生虫予防、避妊・去勢
6. 身元表示
鑑札・注射済み票、マイクロチップ・迷子札
首輪のゆるみをチェックしておく
7. 仲間や一時預かり先の確保 近隣と仲良くしておく
親戚や友人宅など預け入れ先を探しておく

災害時には

1. 自分の安全確保⇒ペットの安全確保、身近な人の安全確認(日頃のネットワーク)

パニックにならないよう落ち着かせる、リードを付けて逃走・怪我に注意

2. 原則同行

留守番となる場合には、自身の被災状況・周囲の状況・自宅までの距離・避難指示を考慮し、自分が帰れるかどうかの判断が必要

3. はぐれた時

ペットの情報や避難時の状況を自治体の動物担当部署や警察に届ける

*****

現実には、各避難所ではペットについての準備がなされていません。
私たちがその場でペットに知識のある人たちと組んで、避難所でペットと共に過ごせる場所を確保できるように動くことが必要です。
千葉県には愛護推進員が70名強いますが、とても各避難所に行くことはできません。
現場での対応が優先されますので、落ち着いてより良い対応をなさってください。

記:切替 輝美(アニマル&セラピー・グレース代表)

広報ふなばしに掲載された記事はこちらです(PDF)

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