活動レポート

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船橋市内小学校での動物介在教育(AAE)

2016年11月

2日前から木枯らしが吹き始めた2016年11月10日、船橋市内で本年度初めて、船橋の歴史上2回目の動物介在教育(AAE)が行われました。船橋動物指導愛護センターさんが頑張ってくださった成果です。

私たちグレースにとって小学校での活動は、2年続けて訪問した四街道市の山梨小学校に次いで2校目の活動となりますが、地元船橋市では初めてとなります。
何十年も前から、小学生へ「命の大切さ」や「自然に身につく思いやりの心」を学んでもらうための、動物介在教育の大切さを話してきましたがなかなか実現できずにいました。

愚息が中学生の時、本部役員をしていたのですが、犬好きの校長先生に次いで犬好きの教頭先生がそろった時にお願いし、ふれあいの授業が実現しそうになった時がありました。しかし、残念ながらまだまだ反対意見も多く実現はしませんでした。

「子どもたちが犬猫を拾ってきたら困るので、"犬に触ったら噛まれる"、"猫は蚤がいて汚い"、"犬猫には触ってはいけない"と教えている。学校でのふれあいで子どもたちが犬猫を飼いたいと言ったらその責任はどうとってくれるのか。」そんなご意見がありました。

あれから何年たったでしょう。その時中学生だった息子は社会人となり20代後半です。
この年月を経て、ようやく小学校でも動物介在を試してみてもよいという風潮になってきました。

個人的には、この10年で神奈川県、横浜市、東京都内、千葉県では習志野、松戸、柏、市川などでの活動に愛犬と活動に参加していましたが、ようやく船橋です。
船橋市内の子供たちのお手伝いができるのは、この上なく幸せな時間でした。

今回は給食を挟んで、4時間目に4年生・5時間目に3年生+特別支援学級で授業を行いました。
参加犬は10頭。そのうち6頭がJ-HANBSインストラクターからなるアニマル&セラピー・グレースのメンバーです。

犬との正しい挨拶の仕方や、犬も人と同じように心臓が動いていることを知ってもらったり、飼い主のいない犬が放浪していた場合の対処法など、短い時間で学んで欲しいことは沢山あるのですが、どの生徒さんも聞き分けよく、サクサクと滞りなく進みました。

船橋動物指導愛護センターのデモンストレーションも見事で、子どもたちの目がくぎ付けとなっていました。

グループワークでは、聴診器を耳に宛て犬の心音が聞こえた時、子供たちの顔が一瞬で変化する様子に感動したり、動物に触れ嬉しそうな表情に変わる瞬間を見られるのは本当に幸せです。

船橋市内小学校での動物介在教育
楽しく活動した後のやり切った感の飼い主と愛犬たちです

AAE活動記録(2016年11月)

  • 11月10日(木) 船橋市立八木ケ谷北小学校(3年生66名・4年生74名・特別支援学級7名)
  • 11月25日(金) 船橋市立三山小学校(1年生193名・2年生297名)

記:切替 輝美(アニマル&セラピー・グレース代表)

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