柏ビレジファミリークリスマス
2015年12月5日(土)
私(中村・クウカイ、キララの飼い主です)の住む町の、地域のお祭りがありました。
地域内のボランティアが集まり、子どもたちのために年2回、開くものです。
今回私は、地域の動物ボランティアとして、子どもたちに「咬傷予防プログラム」をプレゼントしたいと思い、グレースのメンバーのみなさんに参加をお願いしました。
咬傷予防プログラムとは、子どもたちに犬との正しい触れ合い方を学んでもらい、犬にかまれる事故を防ぎ、犬が素晴らしい動物であり人間のパートナーであることを知ってもらう、とても楽しい「授業」のことです。
企画から実現まで、半年ぐらいかかりました。
一番の課題は、「セラピー犬」「咬傷予防プログラム」その両方が、地域住民だけでなく、動物ボランティアの仲間にとっても、耳慣れない、全くなじみのないだったことです。何度もプレゼンを重ねて理解をいただき、実行委員会でも繰り返し討議を重ねて、ようやくGOサインが出ました。
障がい者支援団体カモミールさんが、運営する園芸店を会場として開放してくださいました。
また、企画段階では、丁寧なプログラムを目指して、子どもたちの年齢によるクラス分けを目指して事前予約制としたのですが、ほとんど予約の連絡がなく、直前まで人が集まらないのではという不安がありました。
ところが、当日ふたを開けてみると、小さな子どもさんを連れたご両親、小学生の子どもたち、そして祭りの主催者側である大人たちも、みな興味を持って集まってくださいました。
2回の咬傷予防プログラムで、のべ28名の子どもたちとそのご両親で、小さな会場はいっぱいに。犬たちと触れ合う子どもたちの熱気で暑いほどでした。
参加犬は、アニマル&セラピー グレースの活動犬サファイア、タンジェリーナ、ヴォーチェ、倫太郎、VAN、小梅の6頭と、グレースぬいぐるみ。
(活動犬のプロフィールはこちら)
子どもたちのエネルギーと向き合う、犬たちには大変な活動だったと思いますが、ハンドラーのみなさんも終始リラックスして参加していただけました。
普段犬と触れ合う機会のある子もない子も、40分ほどのプログラムでさまざまなことを体感できたと思います。
終了後、お祭りの実行委員からも、意義ある新しい試みで、子どもたちの反応も良かったことなど、評価が大変高かった活動でした。
犬たちとの触れ合いタイム。小さなお子さんは、親御さんに抱っこされて触れ合いました |
「車でお留守番している犬は触ってもいいかな?」 |
万が一リードのついていない犬に出会って転んでしまったら」という想定で、身を守る方法「倒れた木になる」を学びます。小さなお子さんは親御さんに抱っこされて地面に伏せる姿勢を取りました |
触れ合いタイム。どの子の目も輝いていました |
柏ビレジわんにゃんボランティアのみなさんと、参加各犬&ハンドラーさんたち
記:中村 麻衣(柏ビレジわんにゃんボランティア)